会長挨拶
 甲北信越矯正歯科学会は1986年に新潟、長野、富山、石川、山梨の各県を中心とした、日本矯正歯科学会の第6番目の地区学会として設立されました。昨年40周年を迎え、規模は大きくはありませんが、会員数の減少に悩む地区学会もある中、3つの大学の存在に支えられ約330名という会員数を維持している学会です。
 地区内に松本歯科大学、新潟大学歯学部、日本歯科大学新潟生命歯学部の3大学があり、役員に各大学の勤務医と開業医を配することで、臨床研究、学術研究、矯正歯科教育を担う大学と開業医が協力しながら活動し、会員相互の親睦と情報交換の場として、また会員の臨床的技術の向上や地域社会への矯正歯科の正しい情報を発信する組織としての役割を果たしています。
 主な活動としては、年1回の学術大会および学会雑誌の発刊を行っています。
 学術大会では、地域の実情に即したテーマを基に会員の新しい知識、技術の習得に寄与できるよう企画し開催しています。学会誌においては、研究、臨床の成果をまとめ、会員がより深く学ぶ機会を提供しています。これらの活動を基盤として、地域におけるより良い歯科矯正治療の提供と、地域社会への歯科矯正の正しい情報発信を行っています。
 さらに新たな学会の役割として、専門医としての学術活動が挙げられます。4年前、日本歯科専門医機構による矯正歯科専門医が認定されました。今後多くの会員が専門医の新規申請、更新申請をすることになると思います。学術活動の一環として、ぜひ本学会を活用し、大会での口演、症例展示を通じて、活発な質疑応答を行っていただければ幸いです。学会誌も症例報告のフォーマットを参考に、多くの症例を会員が学びあえる雑誌にしていただければと願っています。
 最後になりますが、事務局が新しくなり、役員にも変更があり、連絡の遅滞など、不備が生じる場面もございますが、今後も学会運営の改善に努め、会員にとって、学術的、技術的な向上の場となるよう役員一同努力してまいります。会員の皆様からのご意見やご要望がございましたら、どうぞ遠慮なく事務局もしくは役員までお寄せください。より良い学会となるよう、学会員の皆様とともに誠心誠意努力してまいります。ご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
甲北信越矯正歯科学会 会長 渡邉 直子